蛮の卑劣な罠によって捕らえられた晶。厳しい拷問にも決して屈しなかったが、血吸い族には、致死量に至らない様、吸い出す血液をコントロールすることで生物を操ることができる能力があった。晶の首筋に噛み付き、血液を吸いだす蛮。晶の体は徐々に自分の意思と反し、蛮の操り人形と化してしまう。強力な自白剤によって、失った記憶を呼び起こしてしまった優は、本来の封印されていた人格を呼び覚まし、李、蛮はおろか晶と魔利亜さえも圧倒する。翌日、目を覚ました優は魔利亜に匿われていた。正体に気づいていた優の告白に動揺する魔利亜。そして、彼女は自分自身との決着をつけるために、アジトへと舞い戻る…。