日本を代表する霊峰、富士山。そのふもとに三千ヘクタールに渡り広がる青木ヶ原樹海。九世紀頃、富士山の噴火活動で流れ出た溶岩流の上に形成された原生林は、樹齢およそ三百五十年以上のツガ、ヒノキなどの針葉樹により形成されている。また、この地はそこに一歩足を踏み入れると太古からの自然の息吹を体中に感じられるネイチャースポットとして近年親しまれている。しかし、一方でここは日本有数の心霊スポットとしての顔も持っている。磁石さえも狂わせてしまい、一度迷い込んだら容易に戻れない事からいつしか自殺の名所となりやがて数多くの怪奇現象が報告されるようになった。本作品は、この樹海を舞台に実際にカメラに収められながら様々な問題で発表を見送られ発禁処分となった禁断恐怖映像のみを厳選して紹介する。